ふなき~ふなき~。
ウルトラマンってなんで地球を守ってくれてるだろう。
そんなに体を張ってまで、すげーな。
やっと晴れた勿来の海です。
昨日よりは海水浴客が増えてます。
が、穴場なのか、元々こんなもんなのか、チラホラ人がいる程度です。
適度に波があって、砂浜も白くて、空いている。
メガネさんは勿来の海が好きになりました。
福島ギャルが一生懸命に砂を掘っています。
時折聞こえる「おっぱい」という単語が、メガネさんを惑わします。
一体、何をしてるのでしょう。
彼女たちが海に離れた隙に、近づいてみました。
なんと、立派な女体が出来あがってました。
おっぱい触ってもよかですか???
日も少し陰ってきたので、帰る準備をはじめました。
すると、一枚のポスターに気付いてしまったメガネさん。
「主水祭り」って何だべ!?
8月10日って今日じゃね?
打ち上げ花火もあるってよ!
じゃあ、行ぐべ!!
そうは行ってもまだ16時過ぎなので、花火まではたっぷり時間があります。
花火が終わってから電車で帰るのはキツイので・・・
もう一泊することにしました。
「民宿さとう」さんに、かなり強引に寝床を確保です。
しかも、お祭りの会場である「平潟港」まで徒歩2分で行ける絶好の場所。
さっそく、まだ明るいのですが顔を出してきました。
意外と人がたくさんいます。
つか、海水浴場よりも人がいます。
ステージでは、地元出身のバンドが祭りを盛り上げてました。
この二人組みは「ジュリ・たつ」というユニットで、
美しいハーモニーを披露してくれました。
屋台もたくさん出てました。
漁港が近いので、新鮮な海の幸が安値で食べられます。
『兄ちゃん、生牡蠣好きか? 食べるかい?』
『もち♪』
反射的に答えてしまったメガネさん。
タダでくれるのかと思ったら「300円」と言われてしまい、ちょっとキョドりつつも、
大きな生牡蠣をお買い上げです。
では失礼して、一口でパクリンチョ♪
お味はどうですか?
『ベリッシモ♪』
久々に最上級のホメ言葉がでました!!
これはホントに美味かったです。
海のミルクはK点をはるかに超えるバッケンレコードな味でした。
焼き物の屋台の傍らでは、青年団が企画したゲームで盛り上がってました。
一見して、ただの「靴飛ばしゲーム」と思いきや、
ここでは「国際シューゲット」という正式競技と化してました。
将来、オリンピック種目に名を連ねる日は近いと思います。
8年後の自分は何をやってるのかしら。
大声コンテンストで第一位に輝いたお母さんには、
「足うらマッサージ機」が贈られてました。
日頃の家庭の不満をぶちまけた叫びが、選考の決め手だったのでしょう。
「北茨城」の法被を纏った海の男たち。
手作りですが、温かみのあるお祭りだと思います。
いつの間にか日も暮れて、花火の時間が近づいてきました。
予定では20時45分からです。
水戸で活躍する地元出身のバンド「白浜ロック」がパンクのリズムを刻んでます。
ボーカルが懸命に客を煽りますが、いまひとつノリが合いません。
本部の人たちや、茨城県警の犬たちは、微動だにしませんでした。
何だこいつら。。。
さらに、
花火の時間になっても「おじさんバンド」がベンチャーズの曲を延々演ってるもんだから、
会場の空気はすごく悪くなってました。
『はやく花火やれよ~。。。』
子供もメガネも飽き飽きです。
でも、花火があるから帰れません。
普段、下版待ちで慣れてたはずの滞りタイムも、今日はすごく長く感じます。
何だか悲しくなってきちゃった。。。
と、その時・・・
「ヒュー・・・・ドーン!!!!」
不穏な空気を一瞬で変える打ち上げ花火。
夏の漁港にみんなの笑顔が彩られました。
すぐ近くで胸震わす音が響いてきます。
蒸し暑い闇の向こうが焼けています。
今年初めて見る花火が、遠く離れた勿来で見れるなんて思いもよらなかったです。
よかったねぇ。
よかったよぉ。
そんな声が聞こえたのも束の間・・・
『以上で花火は終わりです。気をつけてお帰りください。』
えぇ~!?
まだ20発くらいしか上がってないよ?
終わりを告げる無常のアナウンスに、漁港はどよめいてます。
帰り際、子供が呟きました。
『花火ショボかったねぇ。。。』
子供は正直です。
by wakachannel471225 | 2008-08-18 18:20 | travel