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ご都合主義、5月もかく語りき。

大島優子さんのようにスピーチが上手くなりたいです。
台本があるとはいえ、泣きながらあそこまで喋れる記憶力に脱帽です。
メガネさんは朝の3分間でも苦労するのに・・・。

5月に読んだ本を書き留めます。
もちろん、当サイトはネタバレ必須ですので。


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【うつくしい人@西加奈子】

周りの感情に過敏に反応して、人にどう見られてるかビクビクしながら生きている、
情緒不安定(心の表面張力がパンパン)な30前のOL・まき(親が金持ち)が主人公。
ふとしたきっかけで会社を辞め、何かから逃げるように島のリゾートホテルに滞在し、
キラキラした海と、ホテルのバーテンと、謎の外国人によって、自分を取り戻す話。
些細な事に心を乱し、必死に生きる感じが痛々しく、イライラする。
まるで「人間失格」。
ただ、それも執筆当時の作者の心境に沿って書かれた私小説のようなものなので、妙に生々しい。
生きるのは楽じゃないけど楽しいって思いなおした主人公に救われた。

24歳のマティアスと42歳の坂崎がウケル。


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【トリツカレ男@いしいしんじ】

トリツカレるとは何かに興味を持って極めること。
一度何かにトリツカレると他のことには一切気が向かなくなる極端な性格の主人公・ジュゼッペ。
そのトリツカレ具合も、オペラ、三段跳び、カメラ、探偵など、多岐にわたる懲りよう。
いわば「フォレストガンプ」的なお話。

そして第2章でトリツカレたのが、ペチカという風船売りの女の子。
馬鹿みたいに純粋に、愚かなほど優しく、いじらしいくらい献身的に彼女の幸せを願うジュゼッペ。
純粋さも忘れ、混じり気もあり、一度も何にもトリツカレたことのないメガネさんにとって、
彼の行動一つ一つが眩しく、こそばゆく、共感もできない汚れた大人になっちまった。
そんな事を再認識させられる素敵な物語。


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【ポトスライムの舟@津村記久子】

芥川賞受賞作の「ポトスライムの舟」と、「十二月の窓辺」が収録。
表題作は、自分の年収と世界一周の費用が同じ(162万円)であると気づいたナガセ(29歳・♀)が主人公。
その費用を貯めるべく、体調が悪くても病院に行く時間も惜しんで働き、
お守りひとつ買うのも躊躇してしまうぐらい節約してお金を・・・っていうのが怖い。
ナガセの少しズレてるのだが達観したような冷めた感覚と、
決して明るくはないのになんとなくユーモラスに思える日常の描写が秀逸。
ポトスの葉が食べられないことを知ったナガセのひどい落ち込み様がオモシロ。
「今がいちばん働き盛り」とゴシック体で刺青を彫ることを真剣に悩む姿が微笑ましい。

後作は、上司(30代・♀)の悪質なパワハラ、同僚の無関心、仕事のミス、
どん詰まりの状況なツガワ(20代・♀)が主人公。
現状にじっと耐えてるだけだった主人公だが、
苦しいのは辛いのは自分だけじゃなかった、と気付くのが救い。
舞台が印刷会社というのも読んでて辛かった。

どちらも働くことの考え方、人との付き合い方を考えさせられる作品。


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【夏から夏へ@佐藤多佳子】

世界陸上2007大阪大会、4×100mリレー(4継)のメンバーを取材したノンフィクション。
塚原、末續、高平、朝原に加え、リザーブメンバーの小島にも焦点を当て、
感情や心の揺らぎが克明に描かれているのが興味深い。
突き詰めて、繰り返して、成し遂げた人の言葉はどこまでも重みがあるものだ。
見ていると本当にあれよあれよの間で終わってしまう約38秒の世界を、
ここまでリアルに躍動感をもって興奮させる文章力は凄い。
しなやかで無駄のないスプリントと、美しいバトン渡しはタイム以上の価値がある芸術だ。

リザーブの小島選手が、大阪世界陸上で4継のメンバーを送り出したあと、
万全に仕上げた身体をもてあまし、サブトラックで走りながら独り泣いていたという話が最も印象に残った。


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5月は以上、4冊です。
毎日嫌な事ばかりなので、酒に逃げてます。
翌朝には記憶がないように。。。



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先日、初めてバレエを見てきました。
熊川哲也率いるKバレエカンパニーの「海賊」です。
クルクル回ってグワッて跳ぶ姿にビビッときました。
あいつら人間じゃねーな。
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by wakachannel471225 | 2012-06-07 19:02 | BOOK

悲しいけどこれ、戦争なのよね!!

4月某日、快晴の朝、
ケロロさんが何やらほくそ笑みながら近づいて来ました。


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ケロロ 「メガネさん、ズゴックラーメンなるものが要町にオープンしたらしいですよ」

メガネ 「もちろんシャア専用ですよね?」

ケロロ 「坊やだからさ」


どうも会話が噛みあってませんが、1行で要約すると、

今日のお昼はラーメンを食べましょう、との事です。

で、向かった先が・・・


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池袋2丁目にあるメガネさんの会社から徒歩10分。
晴天の昼間に歩く距離としては、無駄な疲労と無謀な時間を費やして、
山手通り(東京都道317号環状六号線)沿いにやってきました。


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そこに出現したのが、赤い彗星ならぬ、赤い看板をもつこのお店。
その名もつけめん Z’GOK

看板に描かれたシルエットは誰が見てもあのモビルスーツです。


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そして、窓から見えるあの赤い物体はもちろん・・・


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「シャア専用ズゴック」のガンプラでした。

ジムが発射するビームを回避しつつ懐にもぐりこみ、
アイアンネイルの一撃で屠るシャア専用ズゴックの姿は特に有名ですね。(Wikipediaより)

メガネさんにはよく分かりませんが、そういう事です。

ちなみに小6のとき初めて作ったガンプラは「シャア専用ズゴック」でした。
セメダインがなかったので、アロンアルファでくっつけたら関節が動かないポンコツプラモになりました。

そんな忌まわしい過去を思い出しつつ、いざ入店です。


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11時40分だというのに、もう先客がいますよ。
あなた、仕事は大丈夫なのですか?
と、自分のことは棚に上げつつ余計な心配をしながら、店内を見回します。


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オープンから10日目なので、まだお祝いの花が残ってます。
この土地に根付くように頑張れ、という意味で鉢植えを贈ったのでしょうか。
贈り主の心意気が嬉しいですね。


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オープンから10日目なので、まだ店内が片付いていませんでした。
メガネさんも引っ越して暫くはダンボール箱に囲まれて生活してましたから、その気持ちは理解できますよ。
何故か片付けられないんですよねぇ。。。

では、早速注文をしましょう。
テーブル席にメニューがないので、壁に貼られたメニューを目をこらして見ると・・・


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「つけめん」「まぜそば」「らーめん」の3種類ありました。
店名がアレなので、アレにちなんだ特製メニューを期待してたのですが、
その片鱗すらありませんでした。

例えば・・・ 

「シャア専用 赤い激辛つけめん」とか、
「子供用 坊やだからさつけめん」とか、
「新発売 ニュータイプつけめん」とか、
「トッピング7種全部のせ サイド7つけめん」とか、

そんなのを期待してたのはメガネさんだけでしょうか!?
意外と普通なんでガッカリしましたよ。


さらに・・・


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せっかく大型テレビがあるのに、普通にお昼のニュースを流してました。

そこはガンダムのビデオを流せよ!!


さらに・・・


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本棚に置いてあるマンガは、「代紋テイク2」「あずみ」「カイジ」でした。

つか、ガンダム全巻置けよ!!

何事にも中途半端な姿勢に、かなり不信感を持ち始めたとき、
先ほど注文した「つけめん」が運ばれてきました。


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魚粉付きでも濃厚でもない、サラサラとした淡麗スープが好印象です。
最近、どこも同じような濃厚豚骨系なので飽き飽きですよね。


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さらに、麺は中太ストレートでもちもちな感じが好印象です。
もっと太いと食べてて顎が疲れるからこの位が丁度いいのです(←かなりのヘタレ)。


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では、早速食べてみましょう。
熱くもないのにフーフーするのは、メガネさんの愚かな癖です。

さあ、見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを!
いざ、実食!!


と思いきや・・・


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食す直前で、麺に絡まる一本の黒い毛を発見!!
これはもしや・・・


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店員の髪の毛でしょうか!?
いや、そんな筈はないですよね。
だって、ラーメン屋の店員って、みんな頭にタオルを巻いて
怖そうな顔をして腕組みをしてるイメージがありますから。


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メガネさんの脳内イメージ画像。


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なので、冷静と情熱の間で揺れたメガネさんは、
特に文句を言うでもなく、冷静沈着に食したのでした。

おやおや?

メガネさんの後ろに写ってるのはもしかして・・・


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お前が作ったんかい!!

髪の毛隠れてねーぞ!!

髭剃れよ! 髭!!


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チャーシュー小さすぎじゃね!?
チャーハンの具かよ!?


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スープしょっぱいぞ! 
そして後味が辛いぞ!
いったいどっちなんだ!?


すいません、思わず取り乱してしまいました。
この店での色々な鬱憤が積もっていたのでしょうか。
あの髭面の店員を発見した途端、堰を切って吐きだしてしまいました。
しかも自分のブログで(←とことん小さい)。

己の小ささを反省しつつ、たいへん美味しく残りの一滴までいただきました。
最近の流行りではない、いい感じの味だと思います。

お会計をして、店の外に出て、
「ホッ」と一息ついて、振り返ると、
窓に貼られたバイト募集の貼り紙がありました。


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時給950円 × 2~3時間労働って、
どんだけ小銭稼ぎたい奴を雇うんだよ!!

お前、育てる気ないだろ!?

平日の昼間の2、3000円に群がる奴にはなりたくないと、心に誓ったメガネさんでした。

マチルダさん・・・マチルダさん・・・マァチルダさぁーーーーーーん!!
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by wakachannel471225 | 2012-06-03 12:23 | ramen