われ一粒の麦なれど。
2007年、円天と称する疑似通貨をめぐる詐欺事件騒動で紅白辞退。
2008年、暴力団組長のゴルフコンペに参加して紅白落選。
2年連続で紅白不参加の細川たかし(58歳)。
「矢切の渡し」ならぬ、ファンを「裏切りのたかし」ですね。
JR池袋駅北口から徒歩10分。
池袋2丁目という怪しい街角に、一軒の名店がありました。
その店の名は・・・
【中華料理 大春亭】
京都府生まれの昭和期の日本の俳優であり、
名脇役として日本映画界を支えたバイプレイヤーである『田中春男』の息子が、
父親の名前から一文字とって「大春亭」を構えて30年。
メガネさんをはじめ、某印刷会社の夜食を作り続けて幾年月。
息子もこんなに大きくなりました。
親父の背中の大きさに、まだ気付いてませんが・・・。
で、つい先日のこと。
いつものように、いつもの面子でオムライスを食してたメガネさん。
店内はいつもと同じ常連客で賑わっています。
店の中で渦巻いてるチャーハン、ギョーザ、野菜炒めなど中華の匂いが
空きっ腹の食欲をそそります。
そんないつもの光景に唯一、見慣れない貼り紙を発見しました。
店内に置かれたテレビの前に貼られた一枚の紙。
そこには、衝撃の文面が書かれてました。
なんと、10月いっぱいでの閉店を宣言するものでした。
凍りつくスタローン。
何故だ! と怒り出すスタローン。
嘘だって言ってくれよ! と嘆くスタローン。
しょうがねーだろ!! と憤るケロロ。
秋の夜長に起こった、ちょっとした事件でした。。。
それを踏まえて・・・
先日催されたキャンチョメ氏の送別会。
2次会の会場が「大春亭」で行われたのは、
この店ともサヨナラという意味もありましたのよ。
土曜日の夕方から店を貸切りにして。
弾けもしない三線をジャカジャカ鳴らして。
若いフリして一気なんかしちゃって。
挙句、グラスをこぼして床がビチャビチャ。
まったく、どこまで迷惑をかければいいのでしょう。。。
メガネさんは考えました。
おっぱいを触られつつ考えました。
『あのう・・・』
『なんだい、若ちゃん』
『僕たちの感謝の気持ちを込めたプレゼントがあるんですけど・・・』
『ん? 何だろうね?』
『あら、寄せ書きだよ、お父さん』
『嬉しいねぇ』
実は、前日の金曜日に思い立ったメガネさん。
昼休みに色紙を買ってきて、みんなの気持ちを書いてもらってたのでした。
『ありがとね』
『こっちこそ、今までありがとね』
それぞれの思いを抱えつつ、
ついに「大春亭」最終日となりました。
10月31日(金)
仕事の都合で店に顔を出せたのが24時を過ぎてましたが、
相変わらず大繁盛してました。
もちろん「スタローン」もいます。
「チャーハン大王」ことヤマモトタカシもいます。
閉店間際には、お父さんの旧友も顔を出してました。
最後の日なので、食材がもうありません。
お父さんの顔が最高の「つまみ」です。
そんな中、最後の最後だと言って作ってくれたのが・・・
【若ちゃん特製焼きそば】でした。
もやし・ピーマン・人参・玉ネギなど、余った野菜を全部加えた至高の一品です。
『お父さん、すごく美味しいよ!』
食べれば食べるほど目から心の汗が沁みてきて、
不思議としょっぱい味になっていきました。
じゃあ、これも・・・と出してくれた、ぬか付け。
よく漬かった「きゅうりのぬか漬け」は、
本当にしっぱい味でした。
一人・・・二人と「ご馳走様」と言いながら、
別れを惜しんで帰っていき、
ついに僕らを含めて3組だけになりました。
そして僕らも・・・
『じゃあ、お母さん帰るね』
『今までありがとね』
『こちらこそ、体に気をつけてね』
『もう、本当の子供みたく思ってたからさ・・・』
『僕も、本当のお母さんと思ってたよ・・・』
『さみしくってさ・・・』
『ありがとね・・・』
見回せば、飾ってあるものの一つ一つが大事な思い出です。
何気ない文章の一枚一枚が思い出の切れ端です。
そんな物からも、今日でお別れです。
『最後にみんなで写真を撮りませんか?』
写真嫌いのお母さんに無理を言って、
みんなで記念撮影をすることにしました。
いきますよ~!
3!
2!!
1!!!
主役が隠れてんじゃん!!
歌を忘れたカナリヤ
牛を忘れた牛小屋
お腹を空かせた僕らはいったい、何処に向かえばいいのでしょう。。。
by wakachannel471225 | 2008-11-05 03:22