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夢見る富士額。

わからない用語があったらYahooでググってみます。
あれ? 使い方間違ってます?


未知の領域に挑むべく、金曜日の深夜に準備をしてたのですが、
何を持っていったらよいのか見当もつかず、
とりあえず目に付いたものをザックにボコボコ入れときました。
そして・・・

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9月6日(土)AM9:00
日本一高い山を目指して、板橋区ときわ台を出発です。

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必要以上に膨らんだザックがやたら重たいです。
早くも足元がふらついてるメガネさん。
ただでさえ脆弱なオトコが、余計に貧相に見えますよ。

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こんな格好で電車に乗ること30分。
乗客の可愛そうな人を見る目にさらされながら、待ち合わせの「新宿駅」に向かいます。

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JR新宿駅南口 AM10:00。
ほぼ定刻通りに集合してきた登山部の面々。
山が好きな人、ノリで着いてきた人、強引な勧誘に負けた人・・・
様々な思いを抱えて、富士山を目指します。

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運転手はキャンチョメさんです。
途中で替わりましょうか?

『いや、僕が借りたレンタカーなのでいいですよ。。。』

己のみを信じるキャンチョメさん。
仲間を信じられない素直な気持ちを吐きだしてました。
部員同士のチームワークはあまり無いようです。

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「永福」から中央道に乗って、快適ドライブです。
順調に行けば、約2時間半で到着する予定。
ちょっと雲行きが怪しいけど気にしない♪ 気にしない♪
本当に気になるのは・・・

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「国立府中」から「相模湖」まで30kmの渋滞という事。
あれれ? 13時には到着する予定だったよね。
このペースだとちょっと・・・
『キャンチョメさん、どうします?』

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攻撃は最大の防御です。
下から攻めましょう。

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「国立府中」を下りて国道20号線(甲州街道)を走ることにした一行。
普段走り慣れてない道なので、ちょっとドキドキ。
しかも・・・

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カーナビで目的地設定をしてみたら、
到着予想時刻が「15時」と出ました。
おや? ちょっと遅いですね。

さらに河口湖付近でまたも渋滞に巻き込まれ、
車内に不穏な空気が流れはじめました。

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後部席の女子部員は、おしゃべりも止めて爆睡し、

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エンストを起こしたツーリング中のお兄さんには、
『何見てんだゴラ!!』
と睨まれてしまいまいた。


時刻は14:30を過ぎたころ、再び中央道に乗るチャンスがやってきました。
ここまでノンストップで運転してきたキャンチョメさんも、さすがに疲労困憊です。
「相模湖インター」から上って、最初のサービスエリアで休憩をとることにしました。

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談合坂SAでは、元営業の市川さんに似てるお兄さんが、
カルビフランク(280円)を焼いてました。
どれどれ、一本くださーい。

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『あんまり美味くねーな。。。』

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ノッポさんに変装したキャンチョメ氏はおにぎりを買いました。
『具が小せーな。。。』

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女子部員はアイスとアメリカンドッグに噛り付いてました。
『ハーゲンダッツ500円だったよ。。。』
『本当ですか!? 私には高くて買えません。。。』

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少しだけ元気が出たので、再出発しましょう。
雲の隙間から太陽も見え隠れしてきました。

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そしてようやく、前方に富士急ハイランドが見えてくると、
車内のテンションが上がってきました。

『「ええじゃないか」に乗りたーい!』
『「FIJIYAMA」にも乗りたーい!!』
『絶叫系大好きー!!!』
『富士急行こうよー!!!!』

えっ・・・富士山は???

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メガネさん的には富士急でも良かったのですが、
みんなの格好がいかにも登山な感じでダサイので、断念することになりました。

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でも、地元の女子高生を見たら、気にする必要は無かったですね。

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もうここからは富士山モードに突入です。
延々続く緑道が僕らの気持ちを癒してくれます。

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2000円払って富士スバルラインを通らせてもらいます。
ここから5合目まで直通で行けるのですが・・・

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なんと、5合目の駐車場が満車という事実が発覚!!
手前にある仮設駐車場から歩いて行けとの事。

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まあ、とりあえず先に進むしかないので、
行けるトコまで行ってみましょう。

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山の天気が変わりやすいように、
駐車場の混み具合も変化してるかもしれないからね。

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いま2合目を通過しました。
標高1596m。
かなり空気が冷たくなってきましたよ。

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そんな場所を自転車で走ってる超人がいました。
日本一の山を己の脚力で走破しようとする中年(?)の姿に一同驚愕です。

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5合目まであと一歩のところで、ついに渋滞となってしまいました。
あぁ、ここから車を降りて歩くのね。
何事も始まりは突然訪れるのね。
と、意気消沈していたら・・・

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すぐに渋滞は解消されて、
意外とすんなり到着することができました。
只今の時間16:00。
新宿から6時間かけて、ようやくスタートラインにたどり着きました。

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遥か彼方にそびえ立つ雲の上の頂に向かって、

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この脆弱なメガネが挑戦します!!

by wakachannel471225 | 2008-09-09 12:59 | travel