やだねったら、やだね。
「千葉大学園芸学部」
「島根県立大学総合政策学部」
いま話題の学校は出場しませんが。。。
頭がよくて足の速い大学生たちが憧れる、
お正月のイベントが・・・
【東京箱根間往復大学駅伝競走】
通称「箱根駅伝」ですね。
元・メガネさんも、お正月は朝からテレビの前で応援をするのが恒例でした。
「山の神様」という呼び名に本気で憧れたものです。
そんな夢見る少年が大人になって・・・
憧れの「箱根駅伝ミュージアム」に行ってきました。
東京は大手町から出発して、往路のゴール地点「芦ノ湖」の湖畔にある小さな館。
翌日はそこが復路のスタートともなる場所です。
8月には日本大学の留学生ランナー「ダニエル選手」も来館してました。
来年の本番に向けて、下見を兼ねた練習の合間に訪れたのでしょうか。
青いポロシャツがとても似合う、
そんな大学ランナーのトップ選手が立った場所に、
元・メガネさんも・・・
記念撮影してしまったミーハー野郎。
いっちょ前に、走るポーズもしてるお調子者。
何度も優勝を重ねてる伝統校の幟にかこまれて、
気分が高騰してるロクデナシですが、
あれ?
痛めてる左膝にサポーターを巻いてどうするつもり!?
あれ?
右の足にもサポーターを付けて何のつもり!?
ま、まさかアンタ・・・
復路のスタート地点で身構える元・メガネ。
時刻は11:00ちょうど。
芦ノ湖の風を受けながら、今・・・
スタートしました!!
思えば、前日の夜、
酔っ払って口走ってしまったのが全ての始まりでした。
メガネ 『箱根駅伝のコースを走ってみようぜ!』
ヨ メ 『おっ、いいねぇ!』
メガネ 『復路は山を下るから、結構ラクかもよ?』
ヨ メ 『「山の神」気取れるかもね』
メガネ 『じゃあ、明日出発しようぜ!』
酔ったイキオイって怖いですね。
電車を乗り継いで、本当に来てしまいましたよ。
しかも今日は大型連休の前半なので、
どこの店も満員・満車の大賑わいです。
そんな渋滞でイライラしてる観光客を横目に、
薄笑いで走りぬける元・メガネ。
目指すは東京・大手町の読売新聞社前(109.9KM)ですが、
今晩の宿は、42.1KM先の平塚中継所がある「東横イン@平塚店」を予約しました。
とりあえず、25KM先の小田原を目標に走ろうと思います。
いきなりフルマラソンの距離に挑戦して、大丈夫なのか!?
観光がてらに休憩を入れつつだから平気でしょ。
しかも下りの坂道だから、自然と脚が前に出ますよ。
いつになく強気の元・メガネ。
確かにこんな杉並木の中を走るのは気持ちいいですね。
観光客が静かに歩いてる傍らを、
場違いなランナーが砂利を蹴散らして通り過ぎます。
杉並木を抜けると、大きな赤い鳥居が見えてきました。
どうやら「箱根神社」の入り口らしいのですが、
駅伝のコースには含まれてないので・・・
参拝は諦めて、宮ノ下へと向かいます。
ここから先は山道となりますよ。
立派な門構えの「成川美術館」を横目に、
先に進む元・メガネ。
さっきまで芦ノ湖周辺は観光客で賑わっていたのに、
急に人通りがなくなってきました。
しかも、山特有の角度のあるカーブが多くて、
結構走りにくいです。
道に迷わないように、コースをプリントアウトしてきましたが、
地図の読めないダメオトコにとって、
頼りになるのはやっぱり「道路標識」です。
さすが国道、ポイントには必ず案内板があります。
颯爽と自転車が通り過ぎていきました。
ロード用の高級自転車です。
「坂道はスピードが出て気持ちいいだろうなぁ」と思ってたら、
ペダルを一生懸命こいでました。
あれ? おかしくね?
復路の山は下りばかりだと思ってたら、
ここまでずっと上ってますけど。
ね?
明らかに急な上り坂ですよね!?
どうやら、スタートから4.6KM地点に、
「国道1号最高地点」があるらしく、
そこに辿り着くまではずっと上り坂らしいんです。
『まぢでぇ~、聞いてねーよ!!』
思いもよらぬ展開に、心を痛めた元・メガネ。
さらに追い討ちをかけるように、
山の天気にも振り回され、小雨もパラついてきました。
観光バスが撒き散らす排気ガスも、体力を奪います。
運転手の怪訝そうな顔が気になりました。
山道って、平らな道と比べて、けっこう疲れますね。
なかなか前に進まない気がします。
早くも走るのが飽きてきた頃・・・
何とも怪しいお堂(?)が静かに構えていました。
何故、こんな場所に?
近づいてみると、石を積み上げた塔が恐怖を感じさせます。
一体、あのお堂の中には、何が潜んでるのでしょうか。
近くによっても、中は暗くてまったく見えないので、
禁断のフラッシュをたいてみました。
果たして、その中身とは・・・
あぐらをかいた「おっさん」が座ってました。
岩を削って「おっさん」を彫ってみたらしいです。
まさに・・・
「イワオ」的な扱いの石像でした。
キン骨マンの子分として知られるイワオ。
決して「フッオボールアワー」の「のんちゃん」ではありません。
そんな事をしながら走ってるうちに・・・
国道1号最高地点キタァー!!
標高874メートル。
この数字がどれほど高いのかは分かりませんが、
とりあえずここで上り坂はオシマイってことで。
思いのほか疲弊した元・メガネ。
富士山の恵みの水が美味いです。
でも、まだ4.6KM地点ですよ!
平塚まで残り、37.5KM!
そして大手町まで・・・105.3KM。。。
どうする? まだ走る?
by wakachannel471225 | 2009-11-27 18:38 | RUN